あなた!答えて!

Aさんは夜中に風呂場で倒れて意識を失い、救急車で病院に運ばれました。
医師から「意識が戻る可能性はほとんどありません。人工呼吸器が必要になりますが、どうされますか?またご家族の皆さんはそのような延命治療をお望みですか?」ときかれました。

尊厳死の宣言書は残っていませんでしたが生前からAさんが無用な延命治療を嫌がっていたことを家族は知っていたので医師にその旨を告げましたが、医師から「本当に延命治療はしなくていいんですね?」と何度も念を押されるうちに、結局、逆に延命治療に同意してしまいました。

その後Aさんは意識が戻らないまま半年が経った後、亡くなりました。
妻のBさんは10年経った今も悩み続けています。「あの時の選択は正しかったのだろうか?」「夫をかえって苦しめてしまったのではないか?」…

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